子どもたちを取り巻く環境

日本全国で30万人(22年度統計)の子どもが、学校に通っていない、いわゆる「不登校児童」という位置付けになっており、その数は現在も増え続けています。 そのうち、フリースクールやオルタナティブスクールなどに通う子どもは約3%と、極わずかで、ほとんどの子どもたちが自宅で過ごすという状況にあります。これはフリースクールなどの施設に通うには、3つの高いハードルがあると考えられているためです。
鉛筆を握る

心理的ハードル(内的)

「フリースクールに通ったら、自分が本当の不登校になってしまうから・・・」という心理的な側面です。
⚫︎不登校なんて許されない
⚫︎不登校は弱い人間がなるもの
⚫︎立ち直って頑張らなければ
⚫︎学校に行かないと将来はない、大人になれない
こういう不安を抱えながら、自分の存在意義さえ見失っている子が多いのです。

鉛筆を握る

心理的ハードル(内的)

「フリースクールに通ったら、自分が本当の不登校になってしまうから・・・」という心理的な側面です。
⚫︎不登校なんて許されない
⚫︎不登校は弱い人間がなるもの
⚫︎立ち直って頑張らなければ
⚫︎学校に行かないと将来はない、大人になれない
こういう不安を抱えながら、自分の存在意義さえ見失っている子が多いのです。
 

考える生徒

心理的ハードル(外的)

もう一つは、不登校児童生徒に対する社会的「偏見」です。
⚫︎単に怠けているだけ
⚫︎問題児、普通じゃない
⚫︎親の責任、育て方が間違っている
⚫︎暗い・弱い、学校に行くのは当たり前
学校という存在が、自分に合うか合わないか、好きか嫌いかなどに関係なく選択肢のない社会が継続する以上、この問題は永遠になくなりません。

考える生徒

心理的ハードル(外的)

もう一つは、不登校児童生徒に対する社会的「偏見」です。
⚫︎単に怠けているだけ
⚫︎問題児、普通じゃない
⚫︎親の責任、育て方が間違っている
⚫︎暗い・弱い、学校に行くのは当たり前
学校という存在が、自分に合うか合わないか、好きか嫌いかなどに関係なく選択肢のない社会が継続する以上、この問題は永遠になくなりません。
 

サクセス

経済的ハードル

現在、フリースクールなどの民間施設に対する公的な支援がないため、学費は個人(親)が負担することとなります。
公立の小中学校に通っていれば、授業料は無料ですから、その違いは大きなハードルであり、学習環境をすぐに変えられない理由の一つです。

サクセス

経済的ハードル

現在、フリースクールなどの民間施設に対する公的な支援がないため、学費は個人(親)が負担することとなります。
公立の小中学校に通っていれば、授業料は無料ですから、その違いは大きなハードルであり、学習環境をすぐに変えられない理由の一つです。
 

新芽

施設数的ハードル

民間が運営するフリースクールなどの施設は、全国で500団体ほど(22年度統計/学童保育施設数の2.5%)といわれており、圧倒的に数が少ない状況にあります。
これは、前記に関連して運営に対する公的支援がないことから、学費のみで経営することが難しいという側面があります。

新芽

施設数的ハードル

民間が運営するフリースクールなどの施設は、全国で500団体ほど(22年度統計/学童保育施設数の2.5%)といわれており、圧倒的に数が少ない状況にあります。
これは、前記に関連して運営に対する公的支援がないことから、学費のみで経営することが難しいという側面があります。


この3つのハードルは、どれも子どもを家に閉じ込める原因になっているのですが、最も大きく直接的なのは「心理的ハードル」だと考えています。
つまり、子どもにとって学校しか選択肢がないという状況が、子どもを追い詰めているのです。どんなに嫌なことがあっても、どんなに苦しいいじめにあっても、そこに毎日通わなければならないということです。
いじめで自ら命を絶つ子どもたちの報道を目にするたび、不登校を許さない社会が彼らを追い詰めたのではないかと思いを強く持ちます。
 
       

 

  
@Riseikan.inc