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なぜ、ノートをとる必要があるの?と聞かれたら

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読点

勉強するときに、なぜ、ノートをとる必要があるのと、子どもに聞かれたらなんて答えますか。
 
まず、考えていただきたいのは、何のためにノートをとるのか、ということです。
なかには「あれ?なんだったっけ?」と、後でノートを開く場合があるかもしれません。
 
しかし、見直しを目的とするなら、ノートでなくてもネットを検索すれば必要な情報はすぐ手に入る時代です。
また、あとで見直すためのノート作りなら、それ用にノートを作らなければなりません。

本来のノートをとる目的と必要性は、大きく分けて2つあると考えています。
 
 
ひとつは、
知識を整理すること
 
自分の頭の中を覗くことはできませんが、ノートを書くと自分が考えていることや感じていることが見えてきます。
授業を聞いているだけでは、板書の内容、先生の説明、教科書の記述と知識は頭の中でバラバラの状態で、それを理解につなげるのは難しい。
そこで、そのバラバラな知識をパズルのピースを組み合わせるようにノートの上で体系的にまとめる。
そうすることで、知識が整理された状態でしっかりと理解できるようになるのです。
ノートを適当に書いていると、せっかく手に入れた知識も頭の中で散らばったまま。
ノートを整理することで、頭の中も整理され、いろいろなことが理解できるようになります。
 
 
 
もう一つは、
試験で実力を発揮する訓練
 
インプットした知識をアウトプットするための訓練です。
現時点では、学校のテストも入試も基本的には紙に書く形式です。
実力を正当に認めてもらうためには、試験で正解しなければなりません。
試験の問題は文章で書いてあって、それを読んで理解し、答えを書くことができないと点数は取れないのです。
どんなに理解していても、覚えていても、答案用紙に正解を書けなければ○にはならない。
正解を書くことでしか実力は証明できないのです。
いつもより焦るであろうテストのときでも、採点者が見てわかるような丁寧な字で正解を書く力が必要です。
そのため、普段からノートを使い、頭の中にある知識をアウトプットする訓練を目的とします。
 
 
いかがでしたか。
ノートをとる目的と必要性について書きましたが、みなさんはどうお考えでしょうか。