思いやりのあるコミュニケーションーカタカナ語
Blog post 046

最近、コロナウィルスの関係でよく耳にするようになった「クラスター」「オーバーシュート」「ロックダウン」などのカタカナ語。
いまいち意味がよくわからない・・・という方、多いのではないでしょうか。
・クラスター:集団感染
・オーバーシュート:感染爆発
・ロックダウン:都市封鎖
という意味ですが、日本語の方が、日本人には絶対わかりやすいと思います。
なぜ、わざわざ「カタカナ語」を使うのか、一見、かっこよく感じますが、話す相手が理解できなければコミュニケーションとしては失敗です。
意識高い系ビジネスマンが、
「例のプロジェクト、彼のタスクが多すぎてボトルネックになっているんだよね。サポートの人員アサインしないと」
と、カタカナ語乱用で、こういうのは聞いても読んでもイラっとします。
要するに、
「例の計画ですが、彼の担当する作業が多すぎて、計画の進行を妨げる要因になっているようですね。支援のための人員を配属させないといけません」
これでスッキリしました。
カタカナ語は、同じ言葉を使っている人同士では仲間意識が強くなるなど、メリットがないわけではありません。
しかし、共通認識がない間柄で安易にカタカナ語を使った場合、相手の受け止め方まで考えていないというメッセージを送ってしまう可能性があるので注意が必要です。
相手の理解において、負担にならない言葉を選ぶなど、コミュニケーションには「思いやり」が必要なのです。