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勉強の基本は教科書にあるー効率よい学習法

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教科書

子供の家庭学習は、親にとってとても気になるところです。 
 
・たくさんの参考書を使って勉強すれば、幅広い知識を身につけられる 
・教科書だけでは不安で、評判の良い教材や問題集を買い与えている 
 
という親御さんは多いはずです。 
たしかに様々な参考書や教材を活用すれば、目新しさから勉強の意欲は向上するかもしれません。 
しかし、そこには大きな問題も・・・  
 
 
それは勉強する(参考にする資料の)量が増え非効率になる点です。 
たとえば、買い揃えた参考書が5冊あったとします。 
5冊すべてを有効に活用することはできませんし、また、一度読み込んだ参考書を再度読み直す余裕もないでしょう。 
 
 
つまり、どの参考書もすべて中途半端になってしまうのです。 
「二兎追うものは一兎をも得ず」です。 
5冊の参考書で勉強するより「これだ」と思う1冊を徹底的に勉強する方が効率的です。 
その参考書の理想は、やはり「教科書」です。 
 
 
子供が学校で使う「教科書」を読んだことがある親は少ないと思いますが、時間があるときにでも読んでみていただけると納得できるはずです。 
 
教科書には市販の参考書や問題集には載っていない基本的な事項について、とても詳しくわかりやすく解説しており、その学年で学ぶことが過不足なくすべて載っている基本中の基本なのです。 
 
誤字脱字はもちろんありませんし、図や解説などもよく吟味されています。 
無駄な説明がなく、必要な項目のみに絞り、ページ数は少なくても中身は濃い参考書なのです。 
 
 
数学(算数)や英語・国語に限らず、理科や社会なども、教科書をしっかり使いこなし、使い尽くすことで、大概は事足りるといっても過言ではありません。 
 
 
では、教科書以外に他の教材は必要ないかということですが、強いて言うならば、教科書でインプットしたことをチェックするための問題集くらいでしょうか。 
 
インプットできていないことをアウトプットしようとしても意味がありませんので、まずは、教科書の内容をしっかり自分のものにすることが先決です。