正しく反省することが成長につながる
誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。
本当に正しく反省する。
そうすると次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな。
それで成長していくわけや、人間として。
松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)の創業者である「松下幸之助」の言葉です。
過去の自分の言動を全く振り返らないという人もいるかもしれませんが、だいたいの人は日々の出来事について、何かしら反省をしながら生きていると思います。
自分の考えや行動を改善していくために反省は大切なことですが、その反省をもっと次の勉強や仕事に活かしたいものです。
「反省」とは、その日の出来事を思い返し、自分の態度や対応などを見直して、次に活かす方法を考えることです。
そう、学びに結びつけるのが「反省」なのです。
また、悪かったことだけでなく、良かったことについても振り返るという点が重要です。
人から褒められたことや、クラブ活動でうまくいった点などを振り返ることによって、自分の行動を客観的に見直すことができるのです。
この「自分の行動を客観的に見直す」のに有効な方法は、反省の内容を書き出すことです。
これを「正しく反省する」方法と言いましょう。
・現状維持で問題ない事項(良かった点も)
・改善しなければならない点
・これから実行したいこと
この3点において「反省」を書き出すことで、自分の思考が整理され、次につなげることができるはずです。
また、紙やデータとして残すことで反省点が顕在化し改善に繋がりやすくなりますし、振り返りができるため、自分の成長や達成度を確認することができます。
反省そのものは、とても大切です。
しかし、もっと大切なのは「反省後の行動」です。
同じ過ちを繰り返さないように、また自分の長所をさらに伸ばすことができるように、「正しく反省」する方法を一度試してみませんか。