HOME | ブログ | blog012

小学生の心得・国による違いがおもしろい

Blog post 012

 

心え

中国のネット上で、「小学生の心得」が話題となっています。 
複数の国の心得が掲載されており、それぞれの国で特徴が出ているのですが、なかでも中国の小学生の心得と、それに対する中国人ネットユーザーからのコメントが面白かったので、ちょっとご紹介します。 
 
 
まず、イギリスの小学生心得 
 
・健やかに成長することは成功よりも重要 
・生命第一、財産は第二 
・知らない人と話しをしない 
・知らない人がくれた飲料を飲まない 
・知らない人がくれたお菓子を食べない 
・危険を感じたらすぐに逃げよう 
 
自分の身を守る大切なことが書かれています。  
知らない人から・・・しないは、日本でもよく聞きます。
 
 
 次に、日本の小学生心得 
 
・遅刻をしない 
・チャイムが鳴ったら席に着き、先生が来るまで静かに待ちましょう 
・火事などが発生したら慌てずに先生の指示に従い、速やかに行動しましょう 
・下校時間を守り、学校に残る時は先生の許可をもらいましょう。 
 
規則正しくという日本らしい心得になっています。 
先生の指示や許可など、先生の存在感が大きいです。 
 
 
アメリカの小学生心得です。 
 
・宿題は自分でする 
・テストはカンニングをしない 
・欠席したら授業の遅れを取り戻そう 
・分からないところは先生や友人に聞こう 
・遅刻や欠席は保護者の届けが必要 
 
わざわざ心得とするところ、カンニングする子、多いんでしょうか。  
宿題を自分ですることが心得とはアメリカっぽい。 
 
 
 さらに、フランスの小学生心得は
 
・してはいけないこと=他人を笑う・傷つける・侮辱する・うわさ話しをする 
・すべきこと=授業は真面目に・挙手して発言・姿勢を正しく 
・あなたの権利=学習・ミスをしたら他人に助けを求める・休憩時間にリラックスする 
 
具体的かつ明確で、これは分かりやすい心得ですね。  
学習は権利だと明記するところもいいですね。 
 
 
 上記4カ国の心得は、どれも子供達がよく理解できる内容になっていると思います。 
では、中国の心得はどうでしょうか。
見てみましょう。 
 
 
 中国の小学生心得 
 
・祖国を愛し、人民を熱愛し、共産党を熱愛する
・法律法規を遵守し、法律意識を強化する 
・学校規則や社会道徳を遵守する 
・集団を熱愛し、仲間と団結し、互いに助け合い、他人を思いやる 
・大自然を熱愛し、自然環境を保護する 
 
率直言って、めちゃめちゃ、難しいです。 
大人の心得じゃないかと錯覚するような文言が並んでいます。 
これには、様々な反響が寄せられています。 
 
 
・見比べて絶句した・・・ 
・役人、頭固すぎだろ! 
・小学生に理解できるのか 
・漠然とし過ぎて意味が分からない 
・まるで人生の道理を説いているようだ 
・子供だけでなく大人にも当てはまるだろ 
・これで子供が正しい方向に導けるのか
 
 
 他国のことをどうのこうの言うつもりはありませんが、中国の子供は大変そうです。