小学生の心得・国による違いがおもしろい
中国のネット上で、「小学生の心得」が話題となっています。
複数の国の心得が掲載されており、それぞれの国で特徴が出ているのですが、なかでも中国の小学生の心得と、それに対する中国人ネットユーザーからのコメントが面白かったので、ちょっとご紹介します。
まず、イギリスの小学生心得
・健やかに成長することは成功よりも重要
・生命第一、財産は第二
・知らない人と話しをしない
・知らない人がくれた飲料を飲まない
・知らない人がくれたお菓子を食べない
・危険を感じたらすぐに逃げよう
自分の身を守る大切なことが書かれています。
知らない人から・・・しないは、日本でもよく聞きます。
次に、日本の小学生心得
・遅刻をしない
・チャイムが鳴ったら席に着き、先生が来るまで静かに待ちましょう
・火事などが発生したら慌てずに先生の指示に従い、速やかに行動しましょう
・下校時間を守り、学校に残る時は先生の許可をもらいましょう。
規則正しくという日本らしい心得になっています。
先生の指示や許可など、先生の存在感が大きいです。
アメリカの小学生心得です。
・宿題は自分でする
・テストはカンニングをしない
・欠席したら授業の遅れを取り戻そう
・分からないところは先生や友人に聞こう
・遅刻や欠席は保護者の届けが必要
わざわざ心得とするところ、カンニングする子、多いんでしょうか。
宿題を自分ですることが心得とはアメリカっぽい。
さらに、フランスの小学生心得は、
・してはいけないこと=他人を笑う・傷つける・侮辱する・うわさ話しをする
・すべきこと=授業は真面目に・挙手して発言・姿勢を正しく
・あなたの権利=学習・ミスをしたら他人に助けを求める・休憩時間にリラックスする
具体的かつ明確で、これは分かりやすい心得ですね。
学習は権利だと明記するところもいいですね。
上記4カ国の心得は、どれも子供達がよく理解できる内容になっていると思います。
では、中国の心得はどうでしょうか。
見てみましょう。
中国の小学生心得
・祖国を愛し、人民を熱愛し、共産党を熱愛する
・法律法規を遵守し、法律意識を強化する
・学校規則や社会道徳を遵守する
・集団を熱愛し、仲間と団結し、互いに助け合い、他人を思いやる
・大自然を熱愛し、自然環境を保護する
率直言って、めちゃめちゃ、難しいです。
大人の心得じゃないかと錯覚するような文言が並んでいます。
これには、様々な反響が寄せられています。
・見比べて絶句した・・・
・役人、頭固すぎだろ!
・小学生に理解できるのか
・漠然とし過ぎて意味が分からない
・まるで人生の道理を説いているようだ
・子供だけでなく大人にも当てはまるだろ
・これで子供が正しい方向に導けるのか
他国のことをどうのこうの言うつもりはありませんが、中国の子供は大変そうです。