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子どもを褒めて伸ばすーある父親の子育て術

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子育て術

子供に「宿題は?」と聞いて、「後でやるよ」と答えられた場合、どのように反応しますか。 
 
 
「後でやるって、いつもしないでしょ!」とか、「今すぐやりなさい!」などと言ってしまいがちですが、以前、twitterにこんな神対応をする父親の記事が掲載されました。 
 
 
父親:今日は何してたの? 
子供:何もしなかったよ
父親:それはよかった、ゆっくり休めたでしょう 
 
 
父親:いつ宿題やるの?
子供:後で!
父親:偉いなぁ、やる時間自分で決められて
 
 
どんなボールも褒めて返す父親の対応が話題になりました。 なぜ、このような対応ができるのか、ひとつ言えるのは、子供の「何もしなかった」「宿題はあとでやる」という答えに対して、「なぜ?」という疑問を持たないからです。 
 
 
「なぜ?」という疑問をもってしまうと、自分が納得できる原因を探らなければならなくなります。原因を探るということは、それに対する解決策を考えるという行為に結びついていきます。 
そもそも、原因探しという行為は、通常、良くない結果や状況にあるときに起きます。 
 
 
子供が絵画の展覧会などで賞をもらったときに「なぜ?」と原因を分析する親はいません。 まず「ほめる」、これが先にくるはずです。 
 
 
つまり、原因を探し解決策を模索するという行為自体「現状ではダメなんだ」というメッセージを子供に暗に示す結果になる訳です
 
 
不登校の問題でも、この「なぜ?」という問いがあります。 
子供が「学校に行きたくない」と言った場合、親は「なぜ、行きたくないの?」「なにが原因なの?」という問いを投げかけます。
 
 
 親心としては、早く原因を見つけて、それを取り除けば、また学校に戻れるだろうと考える訳ですが、子供にとってはそう単純な問題ではない場合が多い。
不登校の理由を「これだ」と断言できないことも多いのです。
 
 
おそらく、このお父さんも、原因探しがすべて「悪」だとは思っていないでしょう。また、子供の言動を分別なく褒め称えるということもないでしょう。 
 
 
このお父さんの対応から見えてくるものは、まずは子供の言うことをそのまま受け入れ認めるということではないでしょうか。 
そして次のアクションをとる・・・ 
 
 
子供が「学校に行きたくない」と言った場合、このお父さんだったら、どう返答するのでしょうか。
 
子供:学校行きたくない
父親:すごいなぁ、何かやりたいことがあるんだね
 
とでも言うのでしょうか。気になるところです。