塾選びの決め手は「教え方」ではなかった
学習塾を選ぶ際に、決め手となるのは何でしょうか。また、保護者の方（またはお子様本人）は、どのような方法で学習塾を探しているのでしょうか。
これらを示す統計がありますのでご紹介します。
【学習塾選びの決め手（ポイント）】
１．保護者の方
（１）自宅から近い：28.3%
（２）授業料が適切（安い）：25.2%
（３）友人・知人からの評判がよい：24.3%
（４）進路指導が充実している：13.1%
（５）教師の教え方がわかりやすい：10.0%
２．生徒本人
（１）自宅から近い：35.0%
（２）友人・知人が通っている（いた）：21.1%
（３）友人・知人からの評判がよい：18.2%
（４）教師の教え方がわかりやすい：16.7%
（５）教師の性格が自分にあっている：11.0%
塾選びの最大のポイントは、保護者・生徒ともに断トツで「自宅から近い」となっています。
通塾は徒歩や自転車で通える距離にあることが一番の条件ということですね。
次に保護者の方では「授業料が適切（安い）」が２番目ですが、やはり家計への負担は気になるところです。
続いて「友人・知人の評判」が３、４番目に位置し、意外にも「教師の教え方」については、保護者の方・生徒ともに下位にランクインされています。
これは、ある意味、どこの学習塾でも「教え方」にはあまり差がないという見方をしているためと考えられます。
よほど有名なカリスマと呼ばれる教師がいるなら別ですが、少なくとも「教師」が学習塾選びの決め手とはならないようです。
では、学習塾をどのように探しているのでしょうか・・・
【学習塾の探し方】
１．保護者の方
（１）口コミ：47.9%
（２）塾の説明・体験授業：39.2%
（３）インターネット：25.5%
（４）チラシ・DM・パンフレット：18.0%
（５）広告など：16.7%
２．生徒本人
（１）口コミ：46.9%
（２）体験授業：38.2%
（３）広告：11.7%
（４）インターネット：11.6%
（５）チラシ・DM：10.3%
塾の探し方は、保護者・生徒ともに「口コミ」と「体験授業」が大半を占めています。
口コミによる情報収集により、評判のよい塾で一度体験授業を受講して入塾するという流れになるようです。